結婚10年

 

嫁さんと出会って結婚を決めるまで3ヶ月ぐらいだった。それから結婚したのは出会って1年も過ぎていなかった。いま思い返せば見切り発車的な感じで結婚したのだろうけど、当時の自分にはずっとやっていけると確信しかなかった。

 

その後10年間お互いに大きな不満もなくやっていけている。

たった10年かもしれないけど、これだけ一緒にいても嫌になったり飽きたりするようなことはない。いまでも新鮮な気持ちが続いている。ふたりで出かけたりするのが、ふつうに楽しい。

 

いまでも当時と変わらず嫁さんのことは大好きだし、たぶん嫁さんもそう。多少の温度差はあるかもしれないけど、なかったことにしたほうが幸せだ。正式な10年目は2020年になるのだけど、「できたらふらりで旅行に行きたいね」と話している。

 

今週は子供達が夏休みに入って、ふたりの子供達がおばあちゃんの家に泊まりに行くということで、夫婦ふたりきりの時間を過ごした。家から歩いて行ける距離に、ご近所のひとしか飲まないような古風な居酒屋があって、そこが美味しいということで行って来た。いわゆる近所のひとが普段着とつっかけで行くような店。

 

自分も40台になって、そういう店で気楽に飲むのが楽しいと感じるようになった。簡単に言うとおっさんになったということだろうけど、変化を楽しむことも重要だ。ちょっとしたこだわりを捨てれば、自由に楽しめるようになるのじゃないかと思う、最近です。

 

夜遅く10時も過ぎて、幼稚園の娘は「ママに会いたい」と泣き出したので、おばあちゃんが連れて来た。こういうこともまた忘れてしまうのかもしれない。でも可愛いなと思う。気がついたら、遠いところに行って、いつ帰ってくるのかとヤキモキするようになるのだろうな。